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 またしばらく暇が無くてビデオ録り溜まっちゃってました。
 そんなわけで、久方振りの『壬生義士伝』。もう何日前のかよく分かんない・・・谷三十郎暗殺の回です。

 とりあえず、ここまで観た中で感じたことですが、映画版よりも原作に近いこちらの方が、登場人物の心理描写が細かいというか解り易いかなあ、と。
 映画版は表情や空気などでの心理描写、こちらは台詞での心理描写って感じかなあ。でも、そこはさすが浅田次郎先生で(だけじゃなく、勿論脚本家さんもですが)、いかにも説明的な雰囲気台無しの台詞ではないんだよなあ。台詞、というか会話ですかね。

 特に秀逸だなあと感じるのは、三十郎暗殺の直後の、斉藤・沖田・大石のやりとり。

 三十朗を斬った見事な技を褒める沖田さん。それに対して、

 「返り血を浴びたくなかった。女のところへ行くのだ」(←カッコイー)

 とだけ答え、さっさと行ってしまう斎藤さんを見た大石さんが、

 「・・・化け物だ」

 その後の沖田さんの一言。

 「いいや、人間ですよ」

 深い!!

 そうだよそうなんだよ、好きな女のところに返り血匂わせて行くのは無粋でヤダ、なんて、人間臭すぎるくらい人間臭いですよ。
 いやァ、それにしても、こういう「はっとする台詞を言う役」ってのはいつだって(大抵の新選組モノでは)沖田総司の役目なんですなァ(笑)。

 そうそう、沖田さんといえば、初めて原作読んだ時びっくりしたもんですが、この作品の沖田さんって黒いですよね・・・。いや、ヘラヘラしながら人を斬るとかじゃなく。それはどの沖田もそうですから(え)。
 谷周平を寄ってたかって苛めるじゃないですか、斉藤&大石と。原作では確か、試衛館組の皆がいびってたような気がするけど・・・いずれにせよ、あの沖田クンが隊士いびりしてるわけですよ。「あの三十郎のバカがつけ上がっちゃって困るんだよねー」とか言うわけですよ、例のヘラヘラ顔でさ・・・怖えええええ!!!

 でも、そういう陰湿でイヤな部分も含めて、この作品に出てくる人物は皆ものすごく人間臭いんですよねえ。

 なんて言って締めてみたりする。

 ・・・肝心の吉村先生、完全ノータッチですが・・・・・・。

 す、すみません、なんだかんだやっぱり試衛館ズが大好きです(笑)。

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